不妊治療センター

第2ビル 1階

当院の不妊治療専門医は、日本人の患者さんもたくさん診ている経験豊富な医師です。お話をじっくり伺いながら治療していきます。タイ、バンコクで不妊に悩んでいる方、お気軽に当院へご来院ください。

初診の際には、過去の月経日や月経期間、不妊期間などを伺います。基礎体温をつけている方は基礎体温表をお持ち下さい。また、他医療機関を受けたことのある方は、診断された不妊原因や、画像検査、血液検査の結果などもお持ち下さい。
患者様からの情報を参考にしながら、まず最初のステップとして、不妊の原因をつきとめるためにそれぞれの患者様に必要な検査をしていきます。


検査前の注意事項

女性

初診は、可能であれば、生理が終わった直後のタイミング(生理が始まってから約7-9日後)のご来院をおすすめしています。患者様により、検査の内容は異なりますが、経膣超音波検査を行なうことが多くあります。

男性

精液検査をご希望の場合は、検査の3~4日前に一度射精の機会を設け、その後は検査まで性交渉や射精することがないよう準備をしてご来院ください。


主な検査

排卵があるか、卵管が通っているか、精子の状態はどうか、という3点を検査するのが主な目的です。下記に検査をご紹介します。

超音波検査

《検査時期》月経周期に応じて
多くの場合は膣の中にプローブを入れて見る、経膣超音波検査です。子宮や卵巣、卵胞の数・大きさを月経周期に応じた変化の様子を確認します。

子宮卵管造影検査

《検査時期》月経が終わった時期~排卵前
膣から子宮へ造影剤を注入し、子宮と卵管のレントゲン撮影をします。子宮の形・ようす・大きさをみたり、左右の卵管が詰まっていないかを調べる検査です。

ホルモン検査

《検査時期》月経周期に応じて
月経や排卵をつかさどる様々なホルモンを、月経周期にあわせて採血し、検査します。

精液検査

《検査時期》3-4日間の禁欲後
射精後の精子の数や運動率などの状態をみる検査です。検査の3-4日前に一度射精機会を設け、その後は性交渉や射精することがないようにした状態で検査をします。
精子は病院内のプライベートルームで採取していただきます。また、病院からお渡しする容器にご自宅で採取し、室温のまま2時間以内にお持ちいただければ、ご主人は病院に来られなくても検査可能です。

この他、諸検査後に必要とされた場合には、子宮鏡検査やフーナーテスト、腹腔鏡検査などの各種検査を行います。


主な治療

不妊の原因によって治療内容も変わってきます。排卵日を予測して、適した性交渉日をアドバイスする、いつ性交をしてください、というシンプルなタイミング法 から、体外受精のような高度な治療まであります。ご夫婦の検査結果から、適切な治療をアドバイスします。あまり人工的な治療まではしたくない、都合で頻繁 には通院できない、費用の面など、どの治療を選んでいくかについてご希望やご相談があれば、担当医師に遠慮なくお伝え下さい。

一般不妊治療とよばれるもの

  • タイミング法
    ホルモン値、卵胞の大きさを下腹部超音波でチェックして排卵日を予測し、性交のタイミングをアドバイス。排卵誘発剤を使って卵胞の発育と排卵をうながす方法もあります。
  • 人工授精:IUI
    タイミング法でうまくいかない場合や、タイミング方では妊娠しにくい原因が見つかった場合などに、人工受精を行います。排卵の時期にあわせてご主人から採取した精液を精製し、同日に子宮内へ注入します。受精や着床は自然な状態で行われます。外来で治療が可能です。

高度生殖医療とよばれるもの

人工受精をある程度試みても妊娠しない場合、または妊娠しにくい原因がある場合には、ご本人の希望により体外受精などの高度生殖医療のステップに入っていきます。

  • 体外受精(胚移植法:IVF)
    採取した成熟卵子を精子と体外で受精させ、受精卵を培養して胚になった状態*で子宮にもどします。
    *2~3日目に子宮に戻す胚移植法と、5日目まで培養し胚盤胞まで育ててから子宮に戻す胚盤胞移植法(Blastocyst Transfer)があります。
  • 顕微授精法:ICSI
    体外で受精させるので、体外受精の一部といえます。顕微鏡で卵子をみながら、ガラスの針を使って1つの精子を卵子の中に注入します。その後、受精卵を培養して胚になった状態で子宮にもどします。
  • 未熟卵体外培養法:IVM
    ま だ成長過程の卵子を早めに採卵し、体外で成熟させる方法です。成熟した卵子は顕微授精法(ICSI)により精子を注入、胚になった状態で子宮に戻します。 採卵までの間にホルモン剤で卵巣を刺激する必要がないので、通院回数が少なくて済み、ホルモン剤投与による女性の身体への負担が少ないという利点がありま す。
  • マイクロアレイ染色体検査法(アレイCGH法)
    23組の染色体を分析し、受精卵の染色体に異常がないかどうかを調べる技術です。健康な胎児として発育できる可能性の高い受精卵を子宮に戻すことができますので、体外受精の妊娠率が向上します。
  • 凍結保存
    子宮に戻す受精卵の数は、多胎妊娠を防ぐため、通常は1~2個までです。もし良好な受精卵が余った場合には凍結保存が可能です。万が一、最初の胚移植で妊娠 に至らなかった場合でも、再び採卵することなく次回以降に備えることができます。また、お一人目のお子さまの出産後、凍結保存している受精卵で次回の妊娠 を考えることもできます。

最新技術

  • 環状アデノシン-リン酸 (cAMP) モジュレーターによる体外成熟培養 (IVM)
  • 顕微授精によるカルシウムイノフォアCalcium Ionophore in ICSI
  • 子宮内膜受容能力検査
  • DNA検査 (mtDNA test)
  • 胚移植前のプロスタグランジン検査 (PGs)

遺伝性の状態

  • 着床前診断 (PGD)
  • 着床前検査 (PGS): アレイCGH, 次世代シーケンシング (NGS) 遺伝性疾患と排卵不全
  • 嚢包性線維症
  • 多包嚢性卵巣症候群 (PCOS)

※サミティヴェート病院では、タイ国の法律に則った不妊治療を提供しています。
2015年8月1日より、公衆衛生省、The Royal Thai College of Obstetrics and Gynecology、および、the Medical Council of Thailandより新しい法律が施行され、不妊治療を希望する全ての患者様は、結婚証明書の提出が義務付けられました。人工授精 (IUI) 、体外受精 (IVF)、顕微授精 (ICSI)、手術、マイクロアレイ染色体検査法(PGs) などの治療が対象となります。ご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

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